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@人前で話す時、異常なほど緊張する。
(自己紹介・会社の朝礼・発表・会議など)

A目上の人・見知らぬ人に話しかける。

B人前で字を書く。

C他人と飲み食いをする。

D公衆トイレを利用する。

上記のようなことがある場合、社交不安障害(社会不安障害)であることが考えられます。
社交不安障害の原因は「他人からの評価を強く意識する」 ことです。人と接する場合は
いつも「〜したら変な風に思われる」「〜しなけ ればいけない」といった考えがあります。
そのため人と接している時間は緊 張状態が続き人並み以上に精神的な疲労がかかり
ます。
そして、その緊張状態を不安に感じるようになり、人と接する場になるべく近づかないよ
うにしたり、まったく人と接する機会を避ける人もいます。 ニートや引きこもりの原因の
1つとも考えられています。
あと、これは私が相談を受けるなかで感じたことなのですが、社交不安障害者は好き嫌
いがはっきりしたタイプが多いと思います。そのため、ちょっとしたことでイライラしたり
怒ったりと・・・他の人から見れば「なんでそんなことで?」と思わようなことで感情が変
化するようです。
好き嫌いがはっきりしているということはつまり「○○は正しい」「○○は間違い」といっ
た固着した考えが原因だと考えられます。この決め付ける考えは社交不安障害の原因
ではないでしょうか。
●「自分がどう見られているか、どう思われているかといった人の評価が気になり、
そういった場所から逃げ出したくなる」
●好き嫌いが激しい
上記のようなことに自覚があるのなら社交不安障害の可能性が高いと言えます。

では、なぜこんなにも人目が気になるようになったのでしょうか?
正直、私自身もずっとその原因がわからないでいました。しかし、次の言葉で今までの謎
が解けました。
「小さい頃、親に気がねをして生きてきた人は大人になっても他人の目を気にする」
私には心覚えがありました。そして納得しました。だけど、親を責める気にもなりません。
親を許す許さないという問題ではなく、親を責めることに自分の時間を使いたくないか
らです。
そして、今の自分があるのは親のおかげです。責めること以上に感謝の気持ちのほうが
上回ってからだと思います。
そして私は加藤諦三さんの本に書かれていたこの一文をいつも心に留めています。
「どういう親をもつか、どういう人間関係の中で育つかはあなたの責任ではない。
しかし、それを自分の運命として受け入れないのは、あなたの責任である」
どんな問題も原因は『執着』。
私が親への怒りに執着していたら前へ進むことはできません。小さい頃の自分を思い出し
私の意識はいつも過去・・・そして過去。そんなことをしていたら、私の心は『親への執着』
『過去への執着』でイライラしてばかりかもしれません。
私は、親に気がねをして生きてきた人生を捨てることなく、「それが私の人生」と受け入れ
ることではじめて前に進めることができるのだと思います。
| 社交不安障害(社会不安障害)者は実は甘えられなかった人 |
会社に喜んでいる人より会社から早く逃げ出そうとして緊張している人の方がはるかに
疲れる。
このように常にストレスを感じている人は、小さいころ自分を育てた親に心から甘えるこ
とができなかった人であろう。
いや、甘えられる親がいなかったというのならまだよい。 逆にいつも気がねをしなけれ
ばならない親がいたということである。
気むずかしい親をもった子供は親に甘えたいけれど甘えられない。それどころか、いつ親
の不機嫌を買うかといつもビクビクしている。
ビクビクしていた人間は、その後も不安にかられて生活をするようになり神経過敏になる。
何ごとにもとらわれないで、伸び伸びとして生きている人は小さい ころ親の機嫌をう
かがって萎 縮して生きる必要のなかった人である。
そして、親に気がねせずに甘えられることができた。それだけに甘えを克服し不安の心理
を発達させなくて済んだのである。
加藤 諦三 
これから書くことは、書籍『はじめての臨床社会心理学』有斐閣から引用(参考)した文と
なります。
多くの本あるいは医者は社交不安障害の原因をセロトニンの障害とし脳の病気としていま
す。しかし、私はその考えには「?」と思わずにはいられません。そんななか、大学の卒業
論文を書くにあたって『はじめての臨床社会心理学』という本を読みました。そして、この本
に書いてあることは納得できる内容でしたので紹介させていただきます。
社交不安の強さ
=f[自己呈示欲求の強さ×(1−自己呈示の効力感)]
考:リアリー |
◎自己呈示欲求の強さ
自己呈示とは、他者から見られる自分を意識しながら他者から見た自分の
姿を自分にとって望ましいものにしようとする行為
◎自己呈示の効力感
他者から良い評価を受ける自身ないし自分が望む自己イメージを作れるか
どうかの主観的確率。確率なので0から1の間の値となります。
自己呈示欲求が高いほど、
そして自己呈示の効力感が低いほど社交不安は強くなります。
一方、自分をよく見せたいという欲求が低かったり、自分をよく見せる自信が強ければ
社交不安は起こらないのです。
社交不安障害者は社会的状況における出来事をネガティブに解釈することによって社交
不安を経験していると考えられています。恐れている社会的状況に遭遇すると社交不安
障害者の心の中では、自分自身と社会的状況に関する一群の仮定が活性化するのです。
★これらの仮定は以下の3つと考えられています。
社会的パフォーマンスに関する過度に高い基準
「私は誰からも認められなければならない」「私は、自分が弱い人間である徴
候を一切見せてはいけない」といったものです。過度に高い基準は達成する
ことが難しいので、必然的に望ましい自分の印象を見せることに失敗するの
ではないかという懸念を生じさせます。
社会的評価に関する条件付けられた信念
「もしAならばBである」という条件付の仮定です。たとえば「もし私がミスをし
たら他人は私を拒絶するだろう」「もし誰かが私を嫌ったら、それは私の失敗
に違いない」といったものです。
自分自身に関する無条件の信念
「私はおかしい」「私は愚(おろ)かだ」といったものです。
社会的状況において、過度に高いパフォーマンスを発揮しないと、人から認められないと
社交不安障害者は考え、そのために彼らは自分をよく見せたいという欲求が高いと考え
られます。
そして、高い基準を設定している一方で、彼らは自分が無能であると思っており結果とし
て自分をよく見せる自信が低くなるのです。
上記の3つの仮定が活性化されてしまうと、社会的状況における普通の出来事がネガテ
ィブに解釈され社交不安が起こります。
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