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『多くの人前で話す』 『目上の人と話す』 『人に叱られる』 『人前で字を書く』
『他人と飲み食いをする』 『公衆トイレで用を足す』 『電話に出る』 など
■上記のような行為に対して極度に不安・緊張を感じ、そのような状況から避ける行為のことを社交
不安障害と言います。
では、なぜそうような状況に極度の不安・緊張を抱くのかというと、自分を「見られる者」として強く
意識してしまうからです。もう少し説明すると「他者から見られる自分を意識しながら、他者から見
た自分の姿を自分にとって望ましいものにしようとすること」です。
そして、自分にとって望ましい姿を出せなかった時の周囲の反応にすごく敏感になっています。
眠っている時以外は、ずっと自分で自分のことを強く意識して監視している状態なのです。
こういった社交不安障害で悩む人は、見られる意識が強いため、自分も見る立場であるということ
を忘れてしまっています。
周囲の人は「あなたにこうしてほしい」なんて思っていないのに、社交不安障害の人は勝手に「こ
ういう自分でいないと変な風に思われる」と思い込み無理に自分を取り繕ってしまいます。
次第に、そんな自分に疲れ果て人間関係から遠ざかってしまう人もいます。引きこもりの人に社
交不安障害が何かしら関係していると言われるのはそういうことからです。
社交不安障害の人は頭がおかしいというわけではありません。本人は自分が何をやっているの
かをわかっています。正常だからこそ、自分の言動に対して疑問を持ち悩むのです。
本当はもっと「社会と関わりたい」「人と関わりたい」と思っています。しかし、それは完璧で失敗
のない人間関係を理想とする社交不安障害者にとっては難しいことなのです。
■社交不安障害の人がネット上でよく使う言葉のひとつに「私は弱い人間」というものがあります。
何をもってそう言っているのかわかりませんが、本当に心底そう思っているのなら社交不安障害
にはなりません。なぜなら、自分に強い欲求がなければなければ社交不安障害にはならないか
らです。
社会不安障害の人は、ものすごく強く大きな欲の塊の持ち主なのです。本当に「私は弱い人間」
だと思っている人に、強い欲求を持つことはできません。
『社交不安障害者』=『ダメな人間になりたくない人』というのが真意なのです。もう少し表現を変
えると、『ダメな人間だと思われたくない』ということになります。常に他人の基準をもとに行動して
しまいます。他人の基準に達することができなかったときの周囲の反応がものすごく怖いのです。
そして、そう考えている自分を他人に知られたくないというのがまた厄介なことに、無理をし続け
る原因になってしまっています。
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