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うつ歴12年のジャーナリストが患者と
その家族のために書いたすべて本当の話
「うつは投薬と休息で数ヶ月で治る」
―しかし、実際には薬が効かず何年もうつに
苦しんでいる人が大勢いる。
なんと「夢の抗うつ薬」が認可されてから十年
で日本のうつ患者は百万人に倍増したのだ。
うつ歴十二年のジャーナリストが全てを書く。
『うつは薬では治らない』より
何気なく立ち寄った本屋でこの本を見つけました。少し立ち読みをしてすぐに購入しました。
私がこの本を買った理由は「うつは自分で治すしかない」という一文が目に付いたからです。
私も社交不安障害の相談を受ける中で、このことを大切にしています。
「社交不安障害は、毎日の生活の中で試行錯誤しながら生きやすい方法を見つけるしかない」
このことを理解していないと、安易に薬に頼ってしまい、薬から逃れられない毎日を送ってしまい
ます。現実、そういった人がかなり多くいます。でも、これはこれで仕方のないことかもしれません。
精神医療に関わる人が『うつ病増加キャンペーン』をしたのですから。何も分からない人が精神科
医の言葉を信じるのは当然のことです。でも、何年も同じことを繰り返して、たいして状態が変わら
ないのなら、もうそろそろ心の問題との向き合い方を考え直す必要があるかもしれません。
その考え直す第一歩として『うつは薬では治らない』を読んでみることをおすすめします。
この本は、自らもうつ病の経験者である上野玲さんが本当のことを書いています。
しかし、精神医療に関わる人はこう言うでしょう。「経験者の発言は自分の経験に偏りすぎて危険
だ」と。私から言わせてもらえれば「自分で経験していないことを、どっかのおっさん・おばさんが
研究した結果」を鵜呑みにしている『心の専門家』の方が危険です。そういった人たちの本心は、
経験者に自分たちの『専門性』の領域をただ侵されたくないから「経験者は危険だ」と言うのです。
普通に考えてください。
あなたがヨーロッパに旅行に行きたいと考えているとします。そんな時、誰の情報・話を聞きたい
ですか?ネットや雑誌を読みあさって、ヨーロッパに詳しい人ですか? 違いますよね。現地に住
む日本人や、何度もヨーロッパを訪れている人ですよね。自分で経験していないことを、知ったか
ぶりして断言している人はものすごく怖いです。まさにその怖い人が、資格の力だけで仕事をして
いる精神科医、臨床心理士なのです。逆に何の肩書きのないカウンセラーの方が、経験者として
の立場から色々と話してくれるかもしれません。
私は心に専門性も何もないと考えています。何も大げさなことでなくても人の心は癒されます。
あなたを愛する人が、隣りでそっと温かい紅茶を出してくれる、それだけのことで勇気づけられること
ってありませんか?私はきれい事は嫌いですが、初めて会ったような自分のことを何も知らない心
の専門家を名乗る人にうつの診断テストを「まずはこれをやってください」と言われるより、ずっと人間
らしいです。

社交不安障害専門相談所『相談屋ジャッジ』 代表相談員・鈴木哲夫
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